私は、ワクワクした気持ちで所有し、それを「周りの人に伝えたい」という衝動と喜びを感じられるブランドこそ、「本物」であると考えています。「マーケティング」は即効性を求めるものですが、「ブランディング」は底力であり、じわじわと広がり続けるものです。ゴルファーたちの口コミだけで伝えられ、愛され続ける商品こそ本物のブランドであり、ベノックのめざすところです。

ベノックパターは広告宣伝のためにお金を払ってゴルファーのスポンサーになったり、派手な広告を打ったり、そういうことは一切していません。にもかかわらず、2011年から多くのトップアマやプロゴルファーに愛用され、海外の方がわざわざフィッティングに来てくださるブランドに成長しました。

「パターをオーダーする」という文化やフィッティングという新しいシステム、卓越した金属加工技術、所有感を満足させるデザイン、すべてにこだわり抜いて確立したブランディングがベノックパターの今につながっているのです。そして、商品のブランド力を上げるには、商品そのものの力だけでなく、企業の姿勢や想いに共感し、商品を愛してやまないファンの存在が必要です。そのためのストーリーを今後も紡ぎ続けたいと考えています。

ベノックパターを所有し、愛し、語っていただくことで、ゴルファーのみなさまの人生がより豊かで楽しいものになればと、想いを巡らせています。